とっても固っくるしいラヴレタ〜
八月三日に大阪でもらった、なっちゃんの小さな手紙に戻る。
私がもらった手紙は、マイメロディーの封筒。
封筒も字もとってもちいさくてなんだかなっちゃんサイズ。
なっちゃんはとっても背が小さい。名古屋にすんでる私のひとう上。
その手紙にはこう書いてあった。
三度の飯よりにしやまん様へ
おはよう、にしやまん。久しぶりだね!今日は7月30日なので、京都で遊んでから丁度一ヶ月たったよ。一ヶ月って長くもなく短くもなくちょうどいいよ。さっきにしやまんのツイートみたら、誰かにすごく説教されたい気分!ってかいてあったよ。それは一体どう言うことなの??にしやまんは一体なにを説教されたいの?わからないからテキトーに思いついたことを説教しておくね。まずさ、にしやまん日記かいてるやん?そこになーたまと過ごした二日間が何一つ書いてないよ!!これは一体どう言うことなの!!アメブロ人気ランキング上位の人をみてべんきょうしなさぁい!!あとはとくにお説教することはないかな!(省略)マジで暑いな・・・夏バテには充分気をつけて元気にお会いしましょう。 なーたま
省略した部分は私にキスマイの二階堂クンをおすすめしてくれているところです。
なっちゃんとは初めて会ったのは展示会だけど、本当の本当はTwitter。
Twitterで同じような趣味だったから少しネット上ではなすようになった。
ほかにも出会った友達は何人か居る。
「この子は何の友達?」って学校でよくきかれて、「ネットで知り合った」っていうと大概の人は「すごい時代だね」っていう。
そういうのいうのってネットしたことないお年寄りばかりだって勝手におもってたけど、そう言う人のほとんどは若いし、Twitterもしてるし、あらゆるSNSに所属してるひとたちばかり。なんでそういう反応をするの?っていつもおもうけど、百発百中って具合にそういうからもっと不思議。
そう言われるたびに「そうだね」ってわたしは、ぜんっぜん納得してないけど、そう言う。そうしか言えなかった。自分でもなんで納得してないのか、よくわかんないからこれを書く前に考えた。
そこでなっちゃんからもらった手紙を読んだ。わたしがTwitterにすこしなやましい雰囲気を醸し出したツイートをしたことがあった。なっちゃんは、ふざけながらも気にしてくれたみたいで、こうやって手紙をくれた。
わたしにはそういう心配をしてくれる友人はすくない。意外と近くに居る人より遠くに居る人の方が心配してくれるのだろう。お母さんが、一人暮らしをする娘を心配するように。
一度なにかの集まりで会ってとりあえずツイッターのアカウントを交換して、とりあえずフォローして、そのあとはまったく会わないひととか結構いた。そういうとりあえずな人は誰にでもあるんじゃないかなってわたしは思う。同じ学校で名前はしってるからフォローしてるけど、二人きりですれ違ったら挨拶する?みたいな人。誰にでもそういう、SNSでも(だからこそ?)軽薄な関係の人はいるとおもう。私にも沢山いる。
私が、「すごい時代だね」って言われるのが納得しなかったのは、そういうSNS上の軽薄な関係というカテゴリーに無意識に分類された気がしてどうも嫌だったのかなと思う。
ネット上で出会った友達がすごく私の中では、生活してであった友人と同じくらい大切な友達。でも、そういう出会いがない限り、上記した以外の別のカテゴリーは生産されない。わたしも以前はもっていないカテゴリー、概念だったから今の自分を客観的にみるとおかしい。
ネットで出会うと危ないとか、おかしいとかマイナスなイメージがやっぱり大きい。確かにニュースとかみてても実際にそうおもう。あうまで本当にどんな人かわかんない。
でも、実際に生活圏内に住んで顔見知りだけど、挨拶しない人とかわたしには沢山いるし、お隣さんもどんな人が住んでるのか分からない。元カレ元カノフォローしてるけど気まずくていまさらフォローはずせないみたいな。こういう私みたいに腹の底では、こうおもってるけどみたいな人はきっと少なくないだろうなって思う。案外こういうことの方が少し怖いなって、そうおもいながら平然と生活して、怖いなって思う。
ネットで出会ったというだけで、そんな曖昧な関係以下ってみなされたようで、そう思われたくないってすごく思う。
きっとそう考える私は反発したい、認めてもらいたい承認欲求が高いガキなんだろうとおもう。SNS中毒の典型。
でも、とっても今充実している。
趣味の会う人にであえて、そのうえ気も会う人と出会えたのだ。
とっても幸福でハッピーなことだ。
こんなにハッピーなことだ!(承認欲求)ってわかってほしくて普段だれにもいえないからこうしてだらだらかくんだろう。
それしかできないけど、わたしはなっちゃんはじめとして、ネットで知り合った人、これからしりあうまだ会ったことない人がとても大切だと思う。それは、わたしが所属しているサークルの友人や、意匠コースで仲良くしてくれている人とおなじくらい。本当に同じくらい。
いつかの恋愛ドラマで出会い方なんて関係ないとかいってたけど、本当にそう思う。
人の趣味は刻々と変わるしこれから、どう進むのかまったくわからない。
だけどきっと長い間彼女や彼女達と過ごすんだろう。
ネットとその画面の向こうのおんなのこと上手く付き合いたいな。
わくわくする。まってろ〜〜〜っておもう。
とっても固っくるしいラヴレタ〜
にしやま